ついに最後のボスキャラ、「お役所」に電話。
「はいはい。プロジェクションTVですね。郵便局等で200円の処理費をお支払いください。来週の土曜の朝に取りに伺います」
・・・プーップーッ・・・(かちゃ)
何のことはない。最初からここに電話すりゃよかったのだ。しかも200えん。運搬費も不要。ほんとうだろか?
− 分解 −
手はずは整った。背水の陣である。この後、どんな困難が待ち受けようが、このテレビを部屋から出さなければならない。
そして、・・・困難は起こった。
手始めに、後ろのパネルを開け、大きなミラーを取り外す。
次に安全のため高圧回路を撤去。電源を切っても数万ボルトの高電圧が残っている可能性があり、業界人のまーちゃんとしてはもこれが一番イヤな作業である。(過去にレーダーのCRTで感電したことがある)
専用の道具もないので、絶縁性の高そうな、枝切り鋏で高圧ケーブルを切断。どうやら残電圧はなかったようである(枝切り挟みの柄が木製とは言え絶縁性は保証の限りではない)。主要な電気回路を撤去し、巨大な木箱の解体にかかる。
想定される構造は、大きなネジで厚い合板が留められており、それを緩めればあらかたバラバラになるはずだった。
しかし、テレビの中を探してもそんなネジは存在しなかった。
脳裏をよぎったのはダボと接着剤である。
もしこの予想が当たっているならば、バールやハンマーで破壊するしかない(もはや分解はできない)。こうなれば室内での解体は無理である。…しかし、このままでは部屋からは出ない。ベランダを外すか?
<<次回予告>>
次から次へと想定外の困難がまーちゃんを襲う。どうするまーちゃん!次回ステルウォーズ、「科学の勝利」お楽しみに。